2019-01-01から1年間の記事一覧
おそらく、この六つのカテゴリーがリベラルアーツという概念を構成する領域になるのではないかと思います。 すべての領域は単体で存在することはできず、このヘキサゴンの相互的な関係性の中で存在しているのではないかと考えます。
近日公開予定 年内目標!
この記事は以前の記事「ブログの新ガイドライン(2)無知の知~私の中のミクロコスモス 脳と心と思考~」を下敷きとしています。興味にある方はそちらもあわせてご覧ください。はじめに 私は教育者でもなく、アカデミックの学識者でもなく、ただの素人です…
思弁的で抽象的な思考実験のような話になりますが、事象の認識の複雑性について考えたいと思います。 「A→B」という因果関係の事象があるとします。この事象を心の中で思い起こす時、心はどのような働きをするでしょうか。「「A→B」を思い起こすなんてそ…
matome.naver.jp 文中より引用、抜粋 大人の発達障害の傾向 (1)注意散漫で、他人の話を最後まで聞けない。 (2)オーガナイズすることが苦手で、集中力を必要とするタスクを避け、またはタスクを完結できない。 (3)よく物をなくしたりして忘れっぽく、す…
(1)教育について 認知科学や社会学と隣接し、親和性も高い「教育」について考えています。現在の教育は批判的に検討しなければいけない点が多いのではないかと感じています。(2)業務プロセスと業務改善について 仕事はなぜ属人的で複雑怪奇な業務プロ…
ノートとペン。この組み合わせは、ある意味では最新のパソコンやスマホに匹敵する性能を有し、ある面ではパソコンやスマホも上回る最高のコンピューターだ。一切の制約がなく、好き放題に書き殴れる。安く、軽く、モビリティーも最高級のレベルだ。 この組み…
あえて説明する必要すらないかもしれないが、「無知の知」とは、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉である。「自分は何でも知っていると思い込んで、自分だけの小さな世界に閉じこもっていたらつまらないよ!自分が何も知らないということを認めて、世界…
はじめよう! プロセス設計 ~要件定義のその前に作者:羽生 章洋技術評論社Amazonビジネスプロセスの教科書作者:山本 政樹東洋経済新報社Amazon このブログは認知科学の一分野であるロジカルシンキングが主要なテーマの一つとなっています。このテーマに関連…
最近、句読点と段落をどうすればいいのか考えている。文章に関して特にトレーニングも受けていないので、我流で文章を書いているが、この二点をよく考える。 レトリックの乏しさもよく考えている。変な難しい言葉を使えばいい、というわけではないということ…
去年の12月6日の記事、ブログの新ガイドライン(2)無知の知~私の中のミクロコスモス 脳と心と思考~を長々と、細々と書き続けて「ほぼ」完成した。 2月に完成したと宣言したにもかかわらず、その後も加えたいことが出てきて、後付け後付けで書き足す…
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)作者:シーナ アイエンガー発売日: 2014/07/10メディア: 文庫 認知科学、認知心理学、行動経済学などをベースとして、「選択」という行為にフォーカスした好著。各人の文化的背景がどのように選…
この章では「説明」について検討したいと思います。人に何かを説明するという行為は、論理的思考力、コミュニケーション力など、知的能力が最も試される分野だと思います。 上記のモデル図を例に、「野球」というものを全く知らない人に説明するには、どのよ…
この章では脳の前方に位置する前頭葉(前頭前野)の概要について検討したいと思います。二重過程モデルのシステム2についての、さらに詳細な説明となります。 前頭葉はシステム2の最高意思決定機関であり、システム0、システム1から発生する思考を統率す…
人口減少社会の未来学文藝春秋Amazon このブログは素人が社会について考える社会科学風味のブログであります。現代社会を、経済学や歴史哲学を横断しながら、俯瞰、敷衍するブログです。今回は私が社会を考える上での骨子となっている人口減少について、本書…
梅雨が明けて大きな入道雲が出ていた。
物事の概要というのは A→B、またはA→B→Cという単純なモデルで、ある程度までは考えることが出来るのではないかと思う。いや、むしろ最初はこれぐらい単純なモデルから考え始めるほうがわかりやすくていい。このモデルに7W1Hや原因、根拠、手段、目的などを…
お金ができる仕組み。銀行の詐欺システム money as debt (日本語字幕版) この動画が絶対的な真実とは言えないとは思うが、お金とは何かを考えるときに参考になる動画だと思う。池上彰さんの経済の本とかこういう動画を学校の授業に取り入れればいいのでは…
哲学がわかる 因果性 (A VERY SHORT INTRODUCTION)作者: スティーヴン・マンフォード,ラニ・リル・アンユム,塩野直之,谷川卓出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/12/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る 私たちがこの世…
世事には疎いが、最近はシティポップが世界的にちょっとしたブームを起こしているとか聞いたので、好きな曲を置いておく。 Tatsuro Yamashita - Ride On Time
buddhism-orc.ryukoku.ac.jp 仏教は宗教ではなくて、科学、および科学的思考法と言ったほうが近いんだろうなと思う。宗教は神を中心とする形而上学だが、仏教はあくまで事実の観察と発見を中心とする形而下学だ。 諸行無常、諸法無我、涅槃寂静という科学的…
「事実が変われば、私は考えを変えます。それが何か問題でも?(笑)」 20世紀の知の巨人、ケインズの言葉です。このシンプルで、軽やかで、シニカルな言葉の裏にとてつもない重みを感じます。人は事実を確認する前に、思い込みによる自分の考えを絶対視し…
人類が生まれるための12の偶然 (岩波ジュニア新書 626)作者:眞 淳平岩波書店Amazon人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編 (岩波ジュニア新書)作者:眞 淳平岩波書店Amazon人類の歴史を変えた8つのできごとII――民主主義・報道機関・産…
ユリウス・カエサルの「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えているわけではない。多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない。」という言葉は有名ですが、インターネットというものは、正にこの言葉を体現していると思います。ほぼ無限のネットワ…
昨今の引きこもり問題のニュースを見ていると、この問題は社会科学と認知科学をメインとするこのブログの核心に近い問題だなと思います。・社会的背景から引きこもりの現状を考える(社会学) ・社会と個人の関係を考える(社会心理学) ・引きこもりの人の…
ガイドライン追記用の記事です。第16章 蓋然性と灰色の世界 ~ヒューリスティックの根幹~ 上記の図をパッと見たときに①~③のどの答えを選択するでしょうか。答えは見てみないとわからない以上、③を選択するのが正しい答えと言えるかと思います。しかし、…
個性を捨てろ! 型にはまれ! (だいわ文庫)作者:三田 紀房発売日: 2009/08/10メディア: 文庫 ドラゴン桜の作者が書いた本ですが、タイトルで秀逸な結論が出ています。 現代人は「自由」「個性」「オンリーワン」などと言う、よくわからない概念こそが素晴らし…
約四年にわたる認知科学に関する勉強は、次の「前頭葉」をテーマにした記事で一旦終わりにしようと思う。同じテーマばかり繰り返していても視点が狭まって先細りしていきそう。一旦空白の時間を置くことで、その間にまた脳の中で無意識に認知科学についての…
本記事は以前の記事を土台としており、本記事の詳細についてはその記事を参考にしていただきたいのですが、論理的思考が身につかない原因というものを軽く考えてみたので書いてみようと思います。 世の中には「論理的思考を鍛える方法」が書かれた本はたくさ…
社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)作者:小坂井 敏晶筑摩書房Amazon 以前からこの本が欲しいなと思いつつ、ずっとamazonのカートに入っていたが、たまたま友人がこの本を持っていたので譲ってもらった。友人に感謝。タイトルの…