蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸に、リベラルアーツを横軸に、システム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。email:arinkoblog@gmail.com

社会学

【88冊目】構造と力~記号論を超えて~ 浅田彰

構造と力―記号論を超えて作者:浅田 彰発売日: 1983/09/10メディア: 単行本 コロナ禍以降の社会を見ていると、経済の急激な縮小、それと反比例する金融市場の膨張、家賃を払えなくなった人の急増、リモートワークの急拡大など、限界まで合理化された社会の内…

【87冊目】ごまかし勉強(上)(下) 藤沢伸介

ごまかし勉強〈上〉学力低下を助長するシステム作者:藤澤 伸介発売日: 2002/03/01メディア: 単行本ごまかし勉強〈下〉ほんものの学力を求めて作者:藤澤 伸介発売日: 2002/03/01メディア: 単行本 学校に行きたくありません。特に理由はないです。学校に行って…

日本の教育制度…暗記型から「思考型」への転換はできるのか?

gentosha-go.com 今でも勉強とは「知識の暗記である」という考え方が社会では根強い。しかし、社会がものすごい速さで変化しているのに、知識をいくら暗記したところで意味がない。これからは知識をいかに組み立てて問題を発見し、解決していけるか、その能…

新人が定着しない職場の特徴「指導方法は見て覚えて。メモも取れない速さで話す。聞き返すとムッとされ無視される」

【キャリコネ】新人が定着しない職場の特徴「指導方法は見て覚えて。メモも取れない速さで話す。聞き返すとムッとされ無視される」 【キャリコネ】新人が定着しない職場の特徴「指導方法は見て覚えて。メモも取れない速さで話す。聞き返すとムッとされ無視さ…

繰り返す経済危機

昨今のコロナショックを受けて様々なことを考えたり、思い出したりしています。僕がリーマンショックをきっかけにこのブログを始めたときの考えも蘇ったりします。 このブログを9年やっていますが、ブログの前期に書いていたことを色々思い出しつつ箇条書き…

教育と認知科学

この記事は以前の記事「ブログの新ガイドライン(2)無知の知~私の中のミクロコスモス 脳と心と思考~」を下敷きとしています。興味にある方はそちらもあわせてご覧ください。はじめに 私は教育者でもなく、アカデミックの学識者でもなく、ただの素人です…

【78冊目】人口減少社会の未来学 内田樹編

人口減少社会の未来学作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/04/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る このブログは素人が社会について考える社会科学風味のブログであります。現代社会を、経済学や歴史哲学を横断しながら、俯…

最近の社会

ユリウス・カエサルの「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えているわけではない。多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない。」という言葉は有名ですが、インターネットというものは、正にこの言葉を体現していると思います。ほぼ無限のネットワ…

引きこもり問題について

昨今の引きこもり問題のニュースを見ていると、この問題は社会科学と認知科学をメインとするこのブログの核心に近い問題だなと思います。・社会的背景から引きこもりの現状を考える(社会学) ・社会と個人の関係を考える(社会心理学) ・引きこもりの人の…

【72冊目】社会心理学講義<閉ざされた社会>と<開かれた社会> 小坂井敏晶

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)作者: 小坂井敏晶出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/07/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る 以前からこの本が欲しいなと思いつつ、ずっとamazonの…

【67冊目】未来の年表 人口減少日本でこれから起こること

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)作者: 河合雅司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/06/14メディア: 新書この商品を含むブログ (19件) を見る このブログを始めたときのテーマは社会について考える「社会科学」だったはずな…

「土地は捨てられるのか」 島根県の山林を相続の男性、国を相手に実験的訴訟

土地は捨てられるのか 男性、国を相手に「実験的訴訟」 朝日新聞:2017年12月4日20時16分 http://www.asahi.com/articles/ASKCY6787KCYUUPI003.html http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171204004582_comm.jpg 国に引き取りを求め、裁判で争った山…

【59冊目】人工知能は人間を超えるか 松尾豊【60冊目】AIの衝撃 小林雅一【61冊目】人工知能と経済の未来 井上智洋 

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)作者: 松尾豊出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版発売日: 2015/03/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (38件) を見るAIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)作者: …

2020年代からの日本社会を目を背けずに見つめる。

「2020年まではそれなりの社会が運営されるだろうが、それ以降はひどい社会になっていく。」自民党の小泉進次郎議員が上記の旨の発言をしていますが否定できる要素がありません。そのひどい社会をナントカするのが国会議員だろうと言いたいところではありま…

人口減少〜ニッポンの未来〜  ダイヤモンドONLINEより引用

ダイヤモンドONLINEに人口減少に伴う日本の近未来像を描いた連載シリーズがあります。第1回から第16回までをトラックバックします。 このブログのメインテーマと同じテーマとなっており、わかりやすく掘り下げているので連載16回全てが必読の内容です。 …

終の住処はどこに〜老人漂流社会〜

関連記事 ブログのガイドライン その2 社会の考え方 今日NHKスペシャルで放送していた「老人漂流社会」は非常に重かった。このブログで高齢化社会問題については何度か記事を書いてきたが、現実とはこれほど重いものなのか・・・。 現在の高齢者のセーフテ…

65歳以上の高齢世帯、2035年には41%に

国立社会保障・人口問題研究所は18日、「日本の世帯数の将来推計」を公表した。 全世帯に占める「単独世帯」(一人暮らし)の割合は、晩婚・未婚や離婚の増加などを背景に、2010年の32%(1679万世帯)から、15年に33%(1764万世帯)、…

IT革命と販売革命

近年のIT革命がもたらした販売革命は凄まじいものがありますな・・・。 例えば一昔前、消費者が何か物品を購入する場合、その物流ワールドの中には 「生産会社」→「販売会社」→「商社、問屋」→「小売業」→「消費者」 など幾重にも張り巡らされた販売網が存在…

カオスの深淵 7月1日〜ブータンとGNH(国民総幸福量)〜

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

原子力発電の中長期展望〜廃炉にすることが出来るのか?〜

原発の再稼動問題が世論を二つに切り裂いています。一方は自然を愛し、原発全廃を求めるイデオロギカルなものを感じさせる「原発反対派」。もう一方はお金を愛し、経済のために原発存続を目指す、これまたイデオロギカルなものを感じさせる「原発推進派」。…

近代の末路〜浮遊する現代人〜

田中角栄は「人口と産業の大都市集中は、繁栄する今日の日本をつくりあげる原動力であった。しかし、この巨大な流れは、同時に、大都会の2間のアパートだけを郷里とする人びとを輩出させ、地方から若者の姿を消し、いなかに年寄りと重労働に苦しむ主婦を取…

これからの社会を襲う危機〜その1 老老介護〜

これからの時代がどうなるかは全くわかりませんが、少なくとも時代はターニングポイントを迎えつつあると思います。これからの時代を襲う最も大きな波の発生地点は、個人的に「少子高齢化」だと思っています。経済成長では解決することが出来ない、21世紀の…

格差社会論 その4〜社会は複雑になった・・・〜

近代化が進むことにより、テイラー主義、官僚主義、手続き主義、形式主義、システム主義がどんどん進んでいく・・・。 俺が働いていて思うことは「もう何もかもマニュアル化、システム化され過ぎているなぁ・・」ということです。徹底的に形式化された手続き…

少子化と非婚化の原因

このブログで何度も書いていることなのですが、敢えてもう一度書こう。そして何度でも書こう・・・何度でも蘇ってやる!「少子化や非婚化の原因は、不況や貧困ではない!」(一要因でしかない。) 少子化や非婚化の原因を不況や貧困に求める論調が強い影響を…

社会のマクドナルド化とマックジョブへの回帰

マックジョブとは? マックジョブ(McJob)とは、低賃金、待遇劣悪(長時間労働、異動転勤当然)、マニュアルに沿うだけの単調で将来性のない仕事の総称。一般に、ファーストフード店などの創意工夫を必要としない機械的な動作を繰り返す業務を指す。「マック…

ぶら下がり社員。

長いのですがBIZ誠(http://bizmakoto.jp/bizid/)から全文引用掲載します。長いので一言で言うと「必要以上のことはしない社員(ぶら下がり社員)が増えている。」ということです。 先日、入社して7年目になるメガバンク勤務の女性と話したときのことである…

少子高齢化社会と移民政策の是非〜どこから人を呼ぶのだろうか?〜

千葉県香取市にある特別養護老人ホーム「杜の家」。ここは、2008年8月に外国人介護士の第1陣としてインドネシアから来日したスウォト君(29歳)の就労先だ。この日の勤務が終わりに近づいた午後4時半、スウォト君が2階フロアの一角の机でノートを開いた。〈…

少子高齢化と政府の責任

「少子高齢化は政治の責任だ!無策の政治が馬鹿だった!」という世論が一部では根強く存在していると思います。では下図のデータから考えられることはいったい何なんだろうか? 「世界中の政府が無策の馬鹿だ!!」ということになるのだろうか?少子高齢化は…

若者の恋愛離れ〜草食系男子と干物女〜

関連記事 少子高齢化社会を考える。その4〜非婚社会と青い鳥症候群。効用最大化心理と最適化行動〜 田舎の出生率はなぜ高いのか? 人間は自由という刑に処されている。 はじめに モテない俺が「若者の恋愛離れ」について考えてみます。「若者の恋愛離れ」と…

就活失敗し自殺する若者急増…4年で2・5倍に

自殺意識調査:20代「考えた」28% 人間関係が希薄 内閣府は1日、20代の若者のうち本気で自殺を考えたことのある割合が28.4%に上り、全世代で最多だったなどとする「自殺対策に関する意識調査」の結果を発表した。調査は、震災後の心情の変化も尋…