ユリウス・カエサルの「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えているわけではない。多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない。」という言葉は有名ですが、インターネットというものは、正にこの言葉を体現していると思います。ほぼ無限のネットワークの中から自分が見たいものだけ選びだして、見る。それを繰り返すうちに世界の幅が極端に狭くなっていき、そしてそれに気づかなくなる。確証バイアスの奴隷とでも言うべきでしょうか。
先日、こんなニュースを見かけました。
最近の社会が様々なことに対して不寛容になってきている気がしますが、その背景に確実に「ネット依存社会」というものがあるのだろうと思います。
哲学者オルテガ・イ・ガセットの「大衆の反逆」の一節が思いこされました。