蟻の社会科学

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コミュニケーション能力と格差社会

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【100冊目】LISTEN ケイト・マーフィー
生産性について「説明」と「タスク管理」から考える

 先日、【100】冊目 LISTEN ケイト・マーフィーの書評で「聞く」ということについて書き、生産性についての記事で「説明する」について書いた。よくよく考えたら、人は「聞く」のも「説明する」のも基本的には得意でないのかもしれない。
 コミュニケーションが苦手な人を表す「コミュ障(コミュニケーション障害)」というスラングがあるが、現代社会はとにかくコミュニケーション能力が求められる。原始時代~江戸時代までは一次産業が中心で、コミュニケーションに必要な情報量もそれほど多くなかったので、聞くこと、説明することが苦手でも、生きていくうえで今ほど大きな問題ならなかったのかもしれない。
 しかし、現在は必要以上に情報量や抽象概念が多すぎて、コミュニケーションに必要な能力、求められる能力もどんどん上がってきている。当然、すべての人がそのような能力を持っているわけではなく、情報格差、経済格差、恋愛格差という言葉で表されるように、現代社会では様々な格差が広がっている。格差による現代社会の分断の背景には社会の必要以上の複雑さがあるのだろう。

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