認知科学を学ぶ人の一定の割合が、大乗仏教の唯識論との間にかなりの親和性を見出すのではなないだろうかと最近思います。大乗仏教の唯識派が1700年も昔に最新の認知科学に勝るとも劣らない、人の心に関する深遠で精緻な理論を構築していたことに驚きを禁じえません。仏教ウェブ入門講座というサイトに
と記載されていました。仏教恐るべし・・・恐るべきは仏教よ・・・何かを知りたいと思い、必死で学び、考え、ある程度知識が蓄積したときに初めてその全体像の大きさと精緻さに気付くことが出来て、己の無知を痛感します。まさに筋斗雲で宇宙の果てまで飛んで行ったと思い込んだ孫悟空がお釈迦様の掌の上にいた状態。大乗仏教唯識論という偉大な思想が1700年も前からこの世界にあったことを最近知ることが出来て自分の無知をまた一つ知ることが出来ました。