蟻の社会科学

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繰り返す経済危機

 昨今のコロナショックを受けて様々なことを考えたり、思い出したりしています。僕がリーマンショックをきっかけにこのブログを始めたときの考えも蘇ったりします。
 このブログを9年やっていますが、ブログの前期に書いていたことを色々思い出しつつ箇条書きで書いていこうと思います。考えて文章にするのが面倒くさいw

1、現在のグローバル資本主義はもはやフロンティアを失いつつある。

2、その背景には様々な要因があるが、大きな要因の一つとしては社会の成熟化(≒少子高齢化)による成長の限界である。

3、永遠の拡大再生産を義務付けられている資本主義に残されたフロンティアは実体経済ではなく、帳簿上で経済を拡大する金融経済(カジノ資本主義)である。

4、金融資本主義は実体がないので、実体経済と相互に影響を与え合って、その変調によって乱高下し、実体経済に大きな影響を与える。

5、その大きな影響によって、産業の川下、非正規雇用を中心に大きな影響を与える。

6、そのような社会の中で生きていることをまず認識することは重要なことではないかと思う。

7、この極限まで無理やり拡張された金融資本主義の社会と、超高効率、超高密度のネットワークのサプライチェーンの上に私たちの生活が成り立っていることをもう一度認識することは重要なのではないか。

8、私たちの生活や人生の実体はどこにあるのか。


 結局、僕たちの社会や生活が何を担保に成り立っているのか。自己責任という名の自助努力なのか。憲法に基づく政府による保証なのか。ありとあらゆることが砂上の楼閣のようなものの上に成り立っていて、かつ、それを信じ続けて維持し続けるしかない社会の中で信じられるものを見つけることはとても難しいことだと思います。
 確かなことなんて存在しないこと自体が確かなことなのだろうとも思います。デカルトは考えている自分こそが真理であると言い、パスカルは人間は考える葦であると言いましたが、今のこの世界について考えることだけが僕たちにできることなのだろうかと思います。


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