蟻の社会科学

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転職すればどうなるのかな?

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/110224/ecd1102240500000-n1.htm
転職理由1位は「安い給料」51% インテージ調査

 転職を考える理由の一番は「給料の安さ」。マーケティングリサーチ最大手のインテージ(東京都千代田区)がまとめた「仕事に対する意識調査」で、こんな結果が明らかになった。転職理由で、「給料の安さ」は全年代・性別で最も多く、中でも30代男性では6割を超えた。

 ビジネスパーソン800人を対象にした同調査では「転職を考えている」(42.1%)は「今のところ転職をするつもりはない」(49.4%)より少なかった。

 転職理由では「給料が安いから」が50.6%で最多。2位の「今の仕事にやりがいを感じないから」(34.2%)や3位の「キャリアアップ・スキルアップしたいから」(33.0%)を大きく上回った。

 年代・性別で「給料が安いから」としたのは、30代男性が61.9%と圧倒的。また20代男性で58.3%、20代女性が53.7%、40代男性が53.1%と、いずれも半数を超えている。長引く不況で所得が増えない中、結婚や出産などの人生の転機を迎え、金銭的に厳しいことを実感していると見られる。

 転職しない理由としては「辞めても次の仕事を見つけるのが大変だから」(49.1%)が最も多く、40代、50代の男女ではトップ。半面、20代、30代の若い世代は「今の職場の居心地が良いから」との回答が上位を占めた。調査は2〜4日まで、20〜59歳のビジネスパーソンを対象にインターネットで実施した。

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「給料が安いのは会社が悪いからだ。転職すれば給料が上がる。」そんなふうに考えていた時期が俺にもありました・・・。転職すれば確かに短期的に目先の給料が少し上がる可能性はあります。
 しかし長期的にはどうなのだろうか?「人口減による縮小する経済」と「老人の増加による高騰する社会保障費≒税金」という慢性的に税金や物価が上がるであろう日本の未来です。転職すればその経済的下方圧力を上回るだけの収入を得られ続けるのであろうか。「努力」すれば経済的下方圧力を上回る給料がずっと得られるのだろうか。
 努力によって経済的下方圧力を上回る所得を得る可能性があることは否定しませんが日本人の多くは「個人の努力」で「経済的下方圧力」を上回ることは出来ないでしょう。「転職、努力≒給料の上昇≒幸せ」という観念を圧倒的なパワーで打ち消す経済的下方圧力として「経済縮小、社会保障費の増加」が存在しています。「転職すれば給料が上がる・・・。景気が回復すれば何かきっと良くなる・・・」という考えに縛られている限り、ある意味、今後ずっと「貧しさ」からは逃れられないと思います。
 「経済的に貧しくなる。」別にそれでもいいんじゃないの?今より帳簿上は貧しくなったとしても別に死にませんから!