「日本政府は財政破綻するか?!」この問題は百家争鳴ですね。
1 「国の借金は国民の資産」「財政出動で経済成長。プライマリバランス維持出来る」という上げ潮派
2 「日本は経常黒字国で資産が多いから大丈夫」「内国債だから破綻しない」という現状楽観派
3 「増税で財政再建。プライマリバランス維持するぞ」という財政再建派
4 「国債の買い手がなくなり、日銀引受でスタグフレーションになる」という未来悲観派
5 「日本は財政破綻してハイパーインフレになる。食料を輸入出来ずみんな餓死する。」という終末思想派(あんたはMMRのキバヤシ(*注1)か・・・)
強引に大別すると大体こんなところでしょうか。うーん・・・俺は4(+3)の未来悲観派ですかね。。
「長期的に少子多老化により増え続ける社会保障費&縮小する需要」という事実をベースに据えて「日本政府は帳簿上財政破綻しないけど破綻を避ける煽りで国民が実質的に生活レベルを落とさざるを得なくなる」と思っています。
俺なりに寸評すると・・・
1 小渕内閣のころから散々やってきたことでそれでも成果が出ずに今に至っているのにこれから財政出動で経済が成長するとは思えません。素朴なケインズ経済学?
2 家計・企業・政府の三主体を一色単にして考えるのもどうかなと思っています。
3 「長期的に少子多老化により増え続ける社会保障費&縮小する需要」という現実を前に増税を続けたらそれはもう破綻と同義だと思います。
4 現時点で予算を組むのに四苦八苦している現状ですからどんなに遅くとも数年以内には日銀が買いオペなり直受けするなりしないと予算が組めなくなると思います。それは中期的にスタグフレーションを招くと考えています。
5 馬鹿馬鹿しいと思いながらも中長期的には新興国の成長による資源の高騰、異常気象による食料価格の高騰という背景を考えるとありえなくもないかも・・・(餓死はありえないけど)とも思っています。
「国民生活(家計)」・「企業」・「政府」の内、「国民生活(家計)」を俺は社会学のベースとして考えているので「企業が儲かっても国や国民は儲からない」は実質的に儲かってないと考えますし「国が破綻しなくても国民生活が著しく苦しくなる」は実質破綻だと思っています。(社会主義的かな〜?)
今日は大雑把に書きましたが「日本経済は破綻するか?!」についてミクロ観点から突っ込んで書く機会があればまた書こうと思います。(特に2について)
(注1 MMRという漫画の主人公。多くの謎めいた事象をノストラダムスと人類の破滅に結びつける終末思想の愛すべきキ○ガイ)