情報が多すぎる
昨今はDXやAIやIOTなど喧しいが、ITの「手段の目的化」もまた著しいのではないかと思っている。
情報には何らかの「意味」が含まれていて、何らかの「目的」が含まれていることが多い。しかし、情報が多すぎる場合、意味は曖昧になり、意味の伝達という目的を果たすことなく無意味な大量の情報とともに忘れ去られることもあるだろう。そのような情報をいくらITで高速に処理したところで、それほど価値があるとは思えない。意味があろうがなかろうが、情報を大量に作り出し、情報を大量に処理することそれ自体を目的としている社会の中で、人は「情報」との付き合い方をもっと考えていかなければいけないのではないか。