「資本主義」とかいう単語を書くと、何か左寄りの人みたいであまり書きたくはない(笑)が、今回は資本主義についてまたまた書いてみる。
資本主義の原理を捨象して根本原理だけを書くと「有限の中での無限の拡大」になるのではないか。この資本主義というシステムは「有限の中での無限の拡大」という根源的な矛盾を抱えながらも、ヨーロッパでの産業革命以来、正に無限の拡大を続けてきた。とは言え、原理的に決して乗り越えられない矛盾を抱えていることに変わりはない。「有限の中の無限の拡大」という矛盾が21世紀になってあらわになっているのではないか。「有限の中の無限の拡大」に対しての障害が、現在徐々に姿を現していている。それは下記の三点になるのだろう。
1.人口の減少
2.供給力の拡大と市場の飽和
3.資源や環境的な側面からの制限
これからの時代、300年続いた資本主義の宴を忘れて、この現実を直視しなければいけない時代になっていくのではないだろうか。
(10年ブログをやっていますが、10年前と同じことを書いていてまるで成長していない・・・)