思考の不思議なパラドックス
「「考える」の定義を言ってください。」という問題があるとします。あまりにも幅が広すぎて一義的に一言で定義をすることは非常に難しいと思いますのでこの問題はいったん保留します。
この問題を多くの人に問いかけてもほとんどの人は答えられないでしょう。「いや・・・考えるは・・考えるだよ!」という感じでしょうか。また、「考えるとは何かを深く考えたことはありますか。」という問いかけに対してもほとんどの人は否定すると思います。
しかし、「あなたはよく物事を考えていますか。」という問いかけに対しては多くの人が「はい」と答えるのではないでしょうか。少なくとも「私は何も考えていません。」という人は多くないかと思います。
「考えるとは何かよくわからないけど、自分はよく考えている」という不思議なパラドックスがここにあります。