蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸に、リベラルアーツを横軸に、システム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。内容は個人的見解です。email:arinkoblog@gmail.com

貨幣数量説やマーシャルのKなど

 いわゆる貨幣数量説もマーシャルのKも経済学においては重要な仮説であり土台だと思います。しかし演繹法で導かれたスタティック(静的)な理論のような気がします。
 社会はとてもダイナミック(動的)です。静的な理論では論じることが難しいような・・・。例えば一つの例を出すと


1950年 日本の中位年齢 22.5歳
2050年 日本の中位年齢 55〜57歳(予測)


 戦後50年の若くて活動的で物質的に満たされていなかった社会と今後50年の物質的な飽和、及び生産消費活動の停滞した社会。この二つの社会に貨幣数量説やマーシャルのKなどの(静的な)理論が同じように通用するのだろうか?