今日のNHKの番組「ヒューマン〜なぜ人間になれたのか。そしてお金が生まれた」は面白かった。
「交換」と「絆」で成り立つアナログな人間社会の交差点に存在する「デジタルな存在であるお金」について、人間の歴史の様々な事象を織り交ぜながら、改めて現代社会における「絆」の重要性をコンセプトとする面白い内容だった。
しかし、」「絆」を重視するのはいいが、「絆」の重要性を裏付けるために「脳科学」という科学を根拠とするのはいかがなものか。近現代社会は合理主義(科学的管理法)によって「絆」が失われいると考えています。そんな現代社会で「絆の重要性を脳科学という科学的手法によって根拠付ける。」と言うのは一種の倒錯ではないのでしょうか。捻くれ者の俺はそう感じました。