この本に対して書評というのかどうかはわかりませんが。。。社会の研究に統計集は必須だろうと思い買いました。ありとあらゆる統計資料が載っていていろいろ参考になります。
しかし、統計というものを完全に信じるわけではない。統計の精度自体どれほど信頼性があるのかはわかりません。統計自体が正確だとしても、社会科学においてはその統計データから白という意見も導き出せますし、黒という意見も導くことが出来ます。即ち社会的統計とは客観的な数字でありながら、その統計を見る人の主観的判断、バイアスによって白にも黒にもなるあやふやなものであるという意識だけは持っておこうと思います。
とは言え、やはり客観的な数字こそが物事を考える上での最初の叩き台となるので、統計集は有効な資料だと思います。統計集をパラパラめくりながらありとあらゆる想像力を働かせるのも面白いかも。

- 作者: 総務省統計局,総務省統計研修所
- 出版社/メーカー: 日本統計協会
- 発売日: 2011/03
- メディア: 単行本
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