蟻の社会科学~リベラルアーツとロジカルシンキング~

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸にリベラルアーツを横軸にロジカルシンキングを最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

人間は書かずに考えることが出来ない〜連想力を活用する〜

「考える」ということばを聞くが、私は何か書いているときのほか考えたことはない。(モンテーニュ
 モデルを作り、深く思考するために絶対に必要なのが「紙に書きだす」ことです。人間のワーキングメモリは少なく、一度にせいぜい1〜4個のことしか考えることができません。しかし目の前にある理解すべき、解決すべき事象は粒度の大小合わせて数十個、多ければ数百個の要素から構成されています。その数百個の要素を俯瞰し理解するためには「紙に書き出す」という行為がなければ不可能です。紙に書きだすという行為こそが「考える」という行為の第一歩と言えるかと思います。
 例えば「世界の国の名前を100個口頭で言ってください。」という問題があったとします。とりあえず「え〜日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス・・・(略)・・え〜と、え〜と、コ、コ、コートジボワール!あれ、それはさっき言ったっけ・・・?」というような感じで、結構苦労すると思います。では「世界の国の名前を100個紙に書いてください。」という問題があったとします。その解答用紙に下記のように書いてあったらどうでしょうか。

1 北アメリカ
2 南アメリカ
3 西欧
4 東欧
5 北欧
6 中東
7 アフリカ
8 東アジア
9 東南アジア
10 中央アジア
11 オセアニア
 恐らく口頭で100カ国言うより、書き出す方が簡単に100カ国思いつくと思います。それは紙に書いてある地域名が「キッカケ」「触媒」となり、次々とその地域の国名が自動的に脳内で連想されるからです。
 何か複雑な問題を考えるときは紙に書きだして思考すると捗ります。どんなにつまらないことでも書き出して目で見ることにより、それを触媒としてまた次の展開や深い構造を思いつくかもしれません。書き出せるだけ書き出して最後に整理整頓すれば、頭の中でグルグル考えているよりはるかに深くたくさんのことを考えることが出来ます。