蟻の社会科学~リベラルアーツとロジカルシンキング~

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸にリベラルアーツを横軸にロジカルシンキングを最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

【50冊目】メタ認知的アプローチによる学ぶ技術 〜A・オリヴェリオ〜

メタ認知的アプローチによる学ぶ技術

メタ認知的アプローチによる学ぶ技術

 業務の引継ぎや新人の教育は基本的には一方的な構造だ。「教師」が一方的に「生徒」に教える。「教師」は「全体像不明」「時系列不明」で思いつくままに話を進める。「生徒」はそれを聞いてひたすらノートに書き留めていく。そして、その果てに定番の言葉が「教師」から発せられる。

「この間言ったよな?」

 なぜこの悲劇が地球上で繰り返されるのか?究極的な答えとしては「人間は抽象化能力が低いが故に教師は全体像不明、順不同で具体的事例を並べてしまう。生徒はそれをただ書き並べる。生徒の頭の中で具体例が抽象化されていないので全体像がわからず物事のつながりがわからない。」という人間の脳の構造的問題にたどり着く。しかし、とりあえず人間の脳の構造的問題は置いておいて考えると・・・

・抽象と具体を往復しながら教える技術
・抽象と具体を往復しながら教わる技術
・抽象と具体を意識しながら紙にわかりやすく書き留める技術

これらが重要視されず、「教師」も「生徒」も事象を抽象化や体系化することなく「教師は具体例を言いっぱなし」「生徒は具体例を書きっぱなし」となっている。本書は上記の問題に対して一定の解決策を提示している。「教師側」ではなく「生徒側」の視点から問題の解決に対してアプローチしている。
 
具体的な要点をまとめると・・・
①その事象が何と関連しているかを考えることで理解を促進する。
②自分がどこまで理解しているかを確認しながら学習する。
フローチャートを書き起こして、自分の理解をメタ認知しながら学習しましょうということになるだろうか。