蟻の社会科学

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格差社会論 その5〜ピケティとハーヴェイロードの前提〜

 ピケティが流行っている。読んだことはないが断片的な情報だけで考えると、「ハーヴェイロードの前提」を基礎にした社会主義的な考えではないだろうか・・・?

 格差是正のために政府による再分配を強化することは、イコール官僚組織の肥大による官民格差を生み出す。それは共産主義社会の成立から崩壊の歴史から考えると必然であると断言したい。資本主義による自由社会は「貧富の差」を極大化し、共産主義による管理社会は「官民の差」を極大化する。その中庸であるであろう現在の日本社会は、少子高齢化による社会と経済の硬直化により「貧富の差」「世代間の差」「官民の差」を全てを取り込んだハイブリッド格差社会を作り上げている。ビルゲイツが言うように富の再配分機能は「政府による再配分」ではなく「富豪の善意による再配分」と言う究極の性善論以外、もはや機能しないのかもしれない。

 新自由主義による「貧富の極大化」、共産主義による「官民格差の極大化」、最善を尽くした中庸社会でも生まれてしまう「社会の硬直化によるハイブリッド格差社会」。今後どうやっても社会の格差が縮まることはないだろう。格差を縮めることももちろん重要だけど、もはや「金も希望も無い中、どうやって生きていくか?」ということが最重要課題になるのでは無いだろうか?

 その答えは「共助」「助け合い」という恐ろしくありふれた答えしか俺には思いつかない。こんなありふれたことしか思いつかない俺はピケティを真剣に読んでみようと思う。


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