長いのですがBIZ誠(http://bizmakoto.jp/bizid/)から全文引用掲載します。長いので一言で言うと「必要以上のことはしない社員(ぶら下がり社員)が増えている。」ということです。
ぶら下がり社員が増えているそうです。うーむ、俺のことのようだ。やる気がない若者が増えているのは大きな問題だとは思いますが、それはもう仕方がないことなのかもしれません。何より今の若者は「給料はもう上がらない。」ということを嫌というほど知ってしまっているのですから。テレビやネットから毎日のように「高齢者の増加による
社会保障費の増加〜」「消費税率のアップ〜」「リストラにより〜」「ヨーロッパの金融不安が〜」などのニュースを毎日聞いている若者が「どんなに頑張っても豊かになることはない・・・」「首にならなければいいや・・・」と考えることを止めることは、もう出来ないことなのかも知れません。
そして何よりも恐らく「もう給料は上がらない。」ということは完全な事実のようです。
世界中の若者が就職難や貧困にさらされている現在。そして短中期的にはこの状況を改善することは非常に困難かと思われます。そんな時代を生きる若者がぶら下がり社員なるのは必然的なことだと思います。(
ニートが増えるのも必然と思います。)このブログで何度も繰り返してきましたがもう一度繰り返します。
「若者が自発的に消極的、草食系になったのではなく、時代が若者から積極性を奪った。」のだと。
この
ポストモダニズムの時代、「労働による
自己実現」という
イデオロギー自体が終わってしまったと思います。何かひとつの大きな目的を全員で求める時代が終わったと思います。その
イデオロギーが終わった時代において、労働に人生の目的を置かず自分のプライベートを重視する時代が訪れるのは当然のことと思います。労働に対して人生の主眼を置かないことが善だとか悪だとかそういうことではないと思います。労働に対して人生の主眼を置かない人が増えていくことは
ポストモダンのこれからの時代、必然なのかもしれません。
