蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸に、リベラルアーツを横軸に、システム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。email:arinkoblog@gmail.com

お金が需要を生むのではなく、需要がお金を生む。限界効用逓減

 お金が無い!世界中でお金が無い!ような気がするが、実はお金は世界中で有り余っている。管理通貨制の現代社会ではお金はある意味では無限です。金が無いのではなく「「金を社会に行き渡らせる手段が無い!」「仮に金を行き渡らせたとしても需要が無い!」お金は寂しがり屋なのでは必然的に仲間のいる場所(お金のある場所)へ一極集中してしまいます。故に世界中でお金がなくなってしまっているのだと思います。
 「お金が無いから需要が生まれない!」というのはどこか倒錯した理論ではないだろうかと思います。経済成長期にはお金が無くてもどんどんローンを組んで、企業は設備投資をしたり、個人は住宅を買ったり、土地を買ったり、株を買ったり、若者は車を買ったりしていました。ローンによる信用創造がお金をどんどん作り出していました。旺盛な需要こそがお金を作り出していました。その旺盛な需要の根源は「必要性」「将来への希望」だと俺は思います。
 旺盛な需要に応えるために企業は設備投資をした。住む所が必要だから個人は住宅や土地を買った。移動するために必要だから人は車を買った。金は無くともローンを組んだのは「将来への希望」があったから。ローンを組んでも絶対に返せるという確信があったから。
 現在はもはやその「必要性」も「将来への希望」もありません。別にこれは政府が悪いわけでも無く、個人の努力が足りないわけでもないと思います。満たされていく社会の中で、時間の経過と共に需要(お金が)減っていっただけなんだろうなぁと思います。