蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸にリベラルアーツを横軸にシステム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

永遠に経済を成長させる方法

 経済成長が近現代国家の便宜上の最大の目標であり、資本主義による社会システムを維持するためのほぼ唯一の方法です。そこで現代社会を永遠に経済成長させるための方法をとりあえず3つ挙げてみます。
(1)人口減、少子高齢化を止める。
 少子高齢化を止めて、老齢人口の増加と労働人口の減少を止める。さらに欲を言えば、国家の中位年齢を20〜30代ぐらいの消費意欲が旺盛な年代に永遠に留めておく。
(2)永遠のイノベーション、永遠の技術革新
 永遠のイノベーション、永遠の技術革新により人が欲しがる新たなモノや新たなサービスを永遠に生み出し続ける。恒星間宇宙旅行やタイムマシン、宙に浮く車、どこでもドアやタケコプターを開発し続ける。そんなものすごい製品やサービスが生まれ続ければ、永遠に経済成長することが可能かもしれません。
(3)人が絶対に未来に不安を抱かない社会を作る。
 老人が増えようが、税金が上がろうが、人が絶対に将来に不安を抱かない社会。明日は今日より明るいと信じてひたすら消費しまくる社会。覚醒剤でも打ったかのようにひたすら明るい未来を信じ続ける人だけで構成される社会。そんな社会であれば経済が落ち込むことはないでしょう。
 この3つの要素を実現できれば永遠の経済成長は可能だ!さあLet's Try!!!

 ・・・でもそんなことが出来るわけが無い。永遠に上記の三要素を満たし続けることなんて出来るわけ無い。日本においては1950年代〜1990年代まで擬似的に、一時的に上記の三要素を満たし続けていたと思います。しかし、歴史という無慈悲な時の流れは社会を徐々に変えていきます。時の流れは無慈悲に社会を高齢化させ、技術の限界、需要の飽和、供給の飽和に至らせ、成長の限界格差社会を生み出し、人々を不安に陥れます。
 社会というのは時代と共に動いている。社会というのは動学だ。そんな時代の中で、政府や中央銀行の帳簿の数字をいじくれば何か問題が解決するという幻想を持つのはもう時代遅れなのでは無いだろうか。「インフレ(経済成長)は全てを癒す。」という考え方は時代遅れなのでは無いだろうか。
 日本も欧州もアメリカも先進国は十分成長した。それでも成長が足りないというのであれば一体どこまで成長すればいいのだろうか。世界で一番成長した日本欧州アメリカでさえ成長が足りないというのであれば人類は一体どこまで経済成長すれば満足するのだろうか。地球に存在する化石燃料の最後の一滴を使い果たすまで経済成長し続ければ人は幸福になれるのだろうか。