蟻の社会科学

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日本政府は財政破綻するか?!その3

基礎的財政収支>20年度の黒字化困難 内閣府が試算提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000033-mai-bus_all
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120124k0000e020158000c.html
 内閣府は24日の閣議に「経済財政の中長期試算」を提出した。消費税率を15年10月に10%に引き上げても、財政健全化の指標である「基礎的財政収支」(国と地方の合計)の赤字幅は、15年度に16.8兆円と、名目国内総生産(GDP)の3.3%、20年度で16.6兆円(同3%)となる。政府は「15年度の赤字を10年度(同6.4%)から半減し、20年度に黒字化する」と約束しているが、守れなくなりそうだ。
 基礎的財政収支は、社会保障などの行政サービスを、新たな国債発行に頼らず賄えるかを示す指標。試算は、20年度までの実質成長率が1%強にとどまるとの前提(慎重シナリオ)。昨年8月に試算した時は、15年度の赤字幅を3%に抑えられた。当時は、15年4月に消費税率を10%に引き上げると想定したが、民主党内の増税反対論への配慮から増税を10月に先送りし、半年分の増収がなくなった。
 一方、20年度に黒字化するには、消費税率をさらに7%引き上げる規模の財源が必要だ。実質2%成長を想定した「成長戦略シナリオ」でも、20年度時点で8.9兆円の赤字が残る見通しだ。【赤間清広】

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日本政府は財政破綻するかな〜・・・?
 現在積みあがっている国債残高のほとんどが円建てであり、巨額の外貨準備がある日本政府は「ギリシャのようにデフォルトするか?しないか?」という問題を考えたとき、経済的なテクニカルな面で見ると「当面」は財政破綻することは無いと思います。しかし「当面」が何年か定義不可能であり、「当面」は「永遠」ではない。溜め込んだ基軸通貨ドルの信頼性もいつまで続くのかわからない。
 長期的にはプライマリーバランスを維持することは不可能だとわかっていても、どこかで維持のための努力を行わなければいけないと思います。今後日本政府が取れる方策は3つだけだと思います。
1、超増税・・・プライマリーバランスを維持するための税率は消費税に換算すると40%!!他にもいろいろな試算(30〜50%)がありますが、単純に考えると消費税換算なら40%ぐらい必要になようです。さらに少子高齢化による経済の縮小と社会保障費の増加をという要因(潜在国民負担率)を加えると長期的には消費税は100%でしょうか?!兎にも角にも増税してもキリがありませんし、解決にもなりません。帳簿的には増税は可能ではあるが、社会的には無効ということになると思います。
2、税収の範囲でやりくりする。(行政サービスの大幅カット)・・・税収40兆で予算100兆の日本政府予算を税収40兆だけでやりくりするようにする・・・国債金利を払い、自衛隊を維持して、残った金をチョボチョボと何かに使うだけ。公務員ほとんど解雇して社会保障も大幅削減。しかし、こんな政府を国民が認める訳が無いので、税収の範囲でやりくりするというのも不可能だと思います。
3、金を刷る(インフレ税)・・・これがいつになるか具体的な時期はわかりませんが、1も2も不可能となれば、最後に辿り着くのはこれ以外あり得ないのかなと思います。高インフレによる債務の圧縮。日本社会は混乱になるでしょうが、最後に辿り着くのがインフレ税だと思われます。
 最後に辿り着くのはインフレ税だと思われますが「金を刷る」という政府の行動を肯定的に捕らえるのがリフレ派で否定的に捕らえるのが反リフレ派なのでしょう。俺はインフレ税により政府債務が圧縮されたとしても、それでも経済的には何一つ解決しないと思います。