蟻の社会科学

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福島第一原発の収束の見通し

★テレビウォッチ モーニングバード
 福島原発メルトスルー」どころじゃない!建屋突き破って地下めり込み
福島第一原発の核燃料はいま、いったいどういう状態なのか。
 東電・政府によれば、溶けて圧力容器の底に落ちて、つきぬけて格納容器に落ち(メルトスルーし)ていて、でも「チャイナ・シンドローム」のように、大量の燃料がどんどん落ちた(ている)のではない――という。
 しかし、彼らの炉心についての分析はこれまでも悪い方に外れ続けており、信用がない。番組によれば、「状況はメルトスルーより、さらに悪い」と見る研究者もいる。どちらが正しいのか、では原子炉をのぞいて正解を見てみましょう――とはいかないのが、国民的にじつにもどかしいところだ。
 「東電・政府の(収束)ロードマップなんて言ってる状態ではまったくない」と、番組のインタビューで主張するのは、小出裕章京都大学原子炉実験所助教。小出氏によれば、溶けた燃料は、圧力容器の下の格納容器でもとまらず、炉建屋地下のぶ厚いコンクリートの構造物に、どんどん溶けながらめり込んでいるという。したがって、もはや水をかけようが循環冷却をしようが、「炉心を冷やすことは不可能」だという。さらには、燃料がコンクリートをも突き破り、地下水と接触して、(超高濃度の?)汚染水が海に流れ出すことが懸念されるという。
 http://www.j-cast.com/tv/2011/06/16098589.html

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 原子力については門外漢の俺はよくわからないが、素人でもある程度は想像が付く。小出氏が言うように燃料がメルトダウンして、塊になっているのであれば、もはや循環冷却システムを作ったところで効率的に冷やすことは不可能であろうということは想像が出来る。数千度の100tもの塊に水をかけたところで表面が多少冷えたとしても塊の内部まで冷やすことは出来ないだろう。燃料の塊は、圧力容器、格納容器、コンクリート、土中の物質など様々な物質と融合し、数ヶ月、数年かけてコリウム化しながら土中数メートル、数十メートルのところでようやく冷えて「象の足x3」を土中で形成すると思います。それがいわゆる「冷温停止状態」ということになるのだろうかと想像します。
 燃料の塊が土中を突き抜けてブラジルまで行くとはとても思えないが、燃料の塊が土中数十メートルで冷えるまでどれぐらいの時間がかかるのか全く想像できません。しかし、その状態になるまで水はかけ続けなければいけないでしょう。かけ続けた水が地面へ染み出し、やがて海へ染み出すことは容易に想像できます。今後、海へ染み出す汚染水への対処をどうするのか?素人考えですが海への汚染水の流出を防ぐためには福島第一原発の敷地全体の地下に巨大な構造物を作る以外、海への汚染水の流出を防ぐことは出来ないだろうと思います。そして、土中の数メートルから数十メートルに存在することになるであろう「象の足x3」をどうするのか?それを考えたとき、放射性物質の封じ込めだけでもいつまで付き合っていかなければいけないのだろうかと考え、気が遠くなる思いです。
 しかし、電源喪失からたった数時間〜数十時間で「制御不能の塊」になってしまうものが日本全国に50基以上あると考えたら頭が痛くなりますなぁ・・・