蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸に、リベラルアーツを横軸に、システム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

未来のショックに備える心構え〜希望を捨てる勇気〜

今日はブラブラとドライブしながらデジカメで写真を撮ってきました。
タイトルは「湖畔からの山麓」(一番下に載せておきました。)

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「希望は努力が報われると感じた時に生まれ、絶望は努力しても無駄だと感じた時に生まれる。」

アメリカの社会心理学ランドルフ・ネッセの言葉ですが非常に重みがありますな。

・ 人口減少により、2020年頃から日本はマイナス成長に突入

・ 多老化により2025年には社会保障費が150兆(現在の日本円にしての換算。インフレに振れるとさらに上向く可能性あり。ちなみに現在90兆ぐらい。)

 ある試算(ソースは省略!)によると日本の近未来はこんな感じです。なんか暗い未来ですが・・・しかし、これは事実です。数字に多少の誤差があろうとも確実な日本の近未来です。別に俺が終末思想を持っていて日本が無茶苦茶になればいいなんて思っているわけではありません。日本の未来が良くなればいいと思ってこのブログをやっています。しかし「経済的には」上向く可能性が無いことは事実です。資本主義民主制のこの国で生きている以上、多くの人は資本主義のシステムの下、どんなに頑張ろうが「経済的には」豊かになることはありません。民主制の下、社会保障費の負担増から逃れることが出来ません。

 なぜわざわざ「経済的に」暗い日本を強調するかというと、みんながこの事実を認識したほうがいいと考えているからです。「どんなに頑張っても給料は上がらないだろう・・・」と考えながら「経済的には」暗い未来に突入するのと、「俺はこんなに頑張っているんだから給料が上がって当然だ!」と考えながら「経済的には」暗い未来に突入するのではその時に受ける衝撃が全然違うと思います。特に近未来においては後者ほどランドルフ・ネッセが言う「絶望」を強く感じるかも知れません。「経済的には良くなることはない」と心構えをもって近未来のショックに備えればそれほど大きな絶望を感じないと思います。

 「経済的には」と強調して書いたのは「金=幸せ」という考えから脱却しなければいけない時代と思っているからです。「努力=経済成長=金= 幸せ」という一つの線の上で考える時代から、全員が新しい社会のシステム、幸せのシステムを「努力」と「金」と「幸せ」を別々にパラレルに考えなければいけない時代だと思っています。

 表題の「希望を捨てる勇気」というのは池田信夫さんの言葉ですが、俺は希望を捨てるのではなくて希望の転換だと思います。旧来の希望を捨てて、経済成長に変わる、新たな希望を見つけなければいけない時代だなと思っています。