蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸に、リベラルアーツを横軸に、システム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

社会学

格差社会論 その3〜経済成長のヴェールの消滅〜

格差社会論 その1〜世界同時多発デモ〜 格差社会論 その2〜世代間格差。老人が悪いのか?〜 格差が強調される現在です。「格差!格差!格差は悪!」という風潮です。格差が善とは言いませんし、生存が危ぶまれるほどの極端な格差はなるべく是正した方がい…

カオスの深淵 2月29日「市場は膨らむ。不安も膨らむ。」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

カオスの深淵 2月28日「みんな格付けにすがってる」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

マイナンバー法案

もはや経済的には打つ手がなくなりつつある政府が窮余の策として進めているのが、国家社会主義丸出しの「増税」と「管理(国民総背番号制)」という大きな流れだと思います。国民からすれば増税も管理もいい気分はしませんが、日本を心から愛し、愛国心を持…

カオスの深淵 2月27日「あなた好みの国 造ります」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

カオスの深淵 2月26日「市場 速さがカネを生む」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

ブログの旧ガイドライン その2 社会の考え方

社会の考え方 このブログは素人が社会について適当に考える社会科学ブログです。 「社会」について考える時の切り口は様々あると思います。例えば「政治」の切り口から社会を論じたり、「経済」の切り口から語ってみたり、または「国防、食料、エネルギー」…

生活保護増加の背景〜無縁・不況・甘え〜

生活保護受給者の数が過去最高を更新しているというニュースを最近よく耳にします。その背景について簡単に考えてみたいと思います。 生活保護受給者が増加している目に見える理由を考えたときに、まず第一には「不況(または、経済の縮小)」が挙げられると…

我々が働く理由

「我々はなぜ働くのだろうか?」との問いが合った場合、答えは何だろう?一番最初に思いつくのが「金のため」。正確には「生きるため」が答えなんだろう。現代人は原始人やロビンソン・クルーソーのように自給自足で生きているわけでは無いので金を得る以外…

格差社会論その2〜世代間格差。老人が悪いのか?〜

世代間格差が大きな問題となっています。日本だけではなく世界中で若年層の雇用の不安定化として大きな問題なっています。日本だけではなく西洋型現代社会では少子高齢化問題と世代間格差は強い普遍性があるようで、これからも世界中でさらに大きな問題とし…

「国というものがなんだかよくわからない。」

「国というものがなんだかよくわからない」と言った総理大臣が以前いました。その時は「鳩ポッポ、何言ってんだ・・・勘弁してくれよ・・・」と思いましたが・・・。しかし、確かによく考えてみれば「国」ってなんだかよくわからない。「国とは何ですか?」…

ホリエモンの「働かなくてもいいんじゃないか?」という考え方

昨日、勝間和代さんの「まじめの罠」という考え方について記事を書いたが、ふと思い出した。ホリエモンのブログで2009年7月28日に書かれていた「働かなくてもいいんじゃないか。」という記事です。長くなりますが引用します。 - 引用はじめ 民主党の最低時給…

格差社会論 その1〜世界同時多発デモ〜

藤子・F・不二雄 SF短編集「征地球論」より引用 世界中で格差解消を叫ぶデモが頻発しており、収まる気配がまだまだ見えません。「格差解消」という叫びには情緒的に共感できますが、客観的にその点について考えてみます。 近代の歴史の中で大きな転換点とな…

無縁社会とは何か?その2〜後期近代社会に開花した無縁の華〜

無縁社会とは何か?その1〜前期近代社会に胚胎された無縁の芽〜 無縁社会とは哲学的概念で言うところの「アトミズム」です。 伝統的社会、原始的近代社会においては人は自由など無く、生まれた土地で暮らし、親の職業を継ぎ、固定された有縁の社会の中の限…

労働こそがベーシックインカムなのかもしれない

近年にわかに活発になってきているような気がするベーシックインカム。「国民の最低限度の生活を保障するため、国民一人一人に現金を給付するという政策構想」です。大雑把に考えると徴収した税金を「社会保障」や「公共事業」や「公務員の給料」などの特定…

給料はもう上がらない

年収ラボより画像を引用させていただきました。 身も蓋も無い言い方ですが、「(マクロレベルでは)もう給料は上がらない」と思います。(インフレによる名目賃金の上昇はありえると思いますが、実質賃金の上昇はもはやありえないと思います。) 俺は経済成…

無縁社会とは何か?その1〜前期近代社会に胚胎された無縁の芽〜

はじめに 無縁社会とは一体何なのかを考えてみたいと思います。無縁社会の要因は様々ありますがとりあえず中心となる要因について考えて見ます。1.ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへの変遷 ドイツの社会学者テンニースは「人間社会が近代化すると共に、…

高度経済衰退時代の生き方とは?

いまだに「高度経済成長時代の生き方」を続ける日本人の不幸 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110716-00000012-pseven-bus_all 経済的な側面から見れば、人生のポートフォリオは、自ら働いてお金を稼ぐ「人的資本」と不動産や預貯金などの「金融…

少子高齢化社会を考える。その4〜非婚社会と青い鳥症候群。効用最大化心理と最適化行動〜

効用とは・・・ミクロ経済学の用語で「満足度」のようなもの 最適化行動とは・・・ミクロ経済学の用語で「効用」が最大になるように行動すること<>/fieldset> はじめに 前回の「少子高齢化社会を考える。その3」で少し考察した「非婚化」について今回は詳し…

侵食される中間所得層

興味を引く記事を見つけたので長いのですが全文引用掲載します。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/13368 圧迫される世界の中流階級〜先進国に広がる「所得伸び悩み」の恐怖〜 世界経済危機が始まってから3年近く経ったが、大半の先進国ではこのところ…

小さな政府と自治

霞ヶ関に喧嘩を売って退職寸前 経産省官僚・古賀茂明「若者は、税金も社会保障費もボイコットしていい」週プレNEWS 7月14日(木)15時21分配信――そんな状況で、若い世代はどうしたらいいでしょうか。 「若手の官僚と接していても思うのですが、私は、若者はみ…

近世から現代における日本社会の4つのパラダイムシフト

パラダイムシフトとは(wikipediaより引用) パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。パラダイムチェンジとも言う。 …

少子高齢化社会を考える。その3〜少子化の背景。効用最大化心理〜

資料1:日本の出生数と合計特殊出生率の推移 wikipediaより引用 資料2:先進国の合計特殊出生率(2003) 社会実情データ図録より引用 - はじめに 5月5日、6日のエントリー「少子高齢化社会を考える。その1、その2」で書ききれなかった少子化について考察し…

日本のエネルギーの今後を考える

電気事業連合会のHP http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/index.html 図1http://www.fepc.or.jp/resource_sw/pres_jigy_japa_inde04_l.gif 図2http://www.fepc.or.jp/resource_sw/pres_jigy_japa_inde01_l.gif 図3http://www.fepc.or.jp/resource…

少子高齢化社会を考える。その2〜高齢化社会誕生の背景。終戦後から現在まで〜

その1 少子高齢化社会を考える。その1〜高齢化社会誕生の背景。明治維新から終戦後まで〜(データは「歴史的に見た日本の人口と家族」](参議院資料〜立法と調査 第260号)から引用、作成しました。) 1950年頃から日本社会は急速に「少産少死社会+長寿命…

少子高齢化社会を考える。その1〜高齢化社会誕生の背景。明治維新から終戦後まで〜

はじめに 俺はひっそりとこっそりと社会全般を研究していますが、そのメインテーマとなっているのは「無縁化」「非婚化」「少子高齢化」です。 現在の日本社会で「少子高齢化」が問題視されていますが、特に「高齢化」はますます大きな社会問題として認識され…

消費税増税とブラックマーケット、アングラ経済

★消費税率20%も・徐々に引き上げを…OECD ・経済協力開発機構(OECD)は21日、日本経済について分析・提言する「対日経済審査報告書」を発表した。 「財政状況は極めて厳しい」と強調したうえで、財政健全化のため、「消費税率は20%相当まで…

日本を思考停止させるシステム 総論(仮)(2) 市場原理主義とトリクルダウン理論

市場原理主義wikipediaより一部引用 市場原理主義(しじょうげんりしゅぎ、英: Market fundamentalism)とは、低福祉低負担自己責任を基本にした小さな政府を推進し、政府が市場に干渉せず放任することが国民に最大の公平と繁栄をもたらすと信じる思想的立場…

これからの新しい社会のシステムと考え方(1)コモディティとコミュニティのクラスター社会時代へ

関連記事 蟻さん主義の根底 - えー、このブログは構造主義的アプローチで日本社会の構造自体が生み出す問題点とその構造的な問題点が生み出す社会心理を分析して、それを踏まえて新しい社会システムを考える俺の独り言を書くテキトーな社会科学系のブログで…

子供手当で明るい家族計画?

関連記事 非婚化の時代 フツーって何だ?フツーの結婚相手とは? どうして子供が減るんだろうか? - 少子化対策としての民主党の子供手当について考察してみます。 民主党が「政策の一丁目の一番地」と定義した子供手当。少子化に真っ向から立ち向かう政策は…