蟻の社会科学~リベラルアーツとロジカルシンキング~

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸にリベラルアーツを横軸にロジカルシンキングを最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

社会学

【59冊目】人工知能は人間を超えるか 松尾豊【60冊目】AIの衝撃 小林雅一【61冊目】人工知能と経済の未来 井上智洋 

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)作者: 松尾豊出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版発売日: 2015/03/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (38件) を見るAIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)作者: …

2020年代からの日本社会を目を背けずに見つめる。

「2020年まではそれなりの社会が運営されるだろうが、それ以降はひどい社会になっていく。」自民党の小泉進次郎議員が上記の旨の発言をしていますが否定できる要素がありません。そのひどい社会をナントカするのが国会議員だろうと言いたいところではありま…

人口減少〜ニッポンの未来〜  ダイヤモンドONLINEより引用

ダイヤモンドONLINEに人口減少に伴う日本の近未来像を描いた連載シリーズがあります。第1回から第16回までをトラックバックします。 このブログのメインテーマと同じテーマとなっており、わかりやすく掘り下げているので連載16回全てが必読の内容です。 …

終の住処はどこに〜老人漂流社会〜

関連記事 ブログのガイドライン その2 社会の考え方 今日NHKスペシャルで放送していた「老人漂流社会」は非常に重かった。このブログで高齢化社会問題については何度か記事を書いてきたが、現実とはこれほど重いものなのか・・・。 現在の高齢者のセーフテ…

65歳以上の高齢世帯、2035年には41%に

国立社会保障・人口問題研究所は18日、「日本の世帯数の将来推計」を公表した。 全世帯に占める「単独世帯」(一人暮らし)の割合は、晩婚・未婚や離婚の増加などを背景に、2010年の32%(1679万世帯)から、15年に33%(1764万世帯)、…

IT革命と販売革命

近年のIT革命がもたらした販売革命は凄まじいものがありますな・・・。 例えば一昔前、消費者が何か物品を購入する場合、その物流ワールドの中には 「生産会社」→「販売会社」→「商社、問屋」→「小売業」→「消費者」 など幾重にも張り巡らされた販売網が存在…

カオスの深淵 7月1日〜ブータンとGNH(国民総幸福量)〜

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

原子力発電の中長期展望〜廃炉にすることが出来るのか?〜

原発の再稼動問題が世論を二つに切り裂いています。一方は自然を愛し、原発全廃を求めるイデオロギカルなものを感じさせる「原発反対派」。もう一方はお金を愛し、経済のために原発存続を目指す、これまたイデオロギカルなものを感じさせる「原発推進派」。…

近代の末路〜浮遊する現代人〜

田中角栄は「人口と産業の大都市集中は、繁栄する今日の日本をつくりあげる原動力であった。しかし、この巨大な流れは、同時に、大都会の2間のアパートだけを郷里とする人びとを輩出させ、地方から若者の姿を消し、いなかに年寄りと重労働に苦しむ主婦を取…

これからの社会を襲う危機〜その1 老老介護〜

これからの時代がどうなるかは全くわかりませんが、少なくとも時代はターニングポイントを迎えつつあると思います。これからの時代を襲う最も大きな波の発生地点は、個人的に「少子高齢化」だと思っています。経済成長では解決することが出来ない、21世紀の…

格差社会論 その4〜社会は複雑になった・・・〜

近代化が進むことにより、テイラー主義、官僚主義、手続き主義、形式主義、システム主義がどんどん進んでいく・・・。 俺が働いていて思うことは「もう何もかもマニュアル化、システム化され過ぎているなぁ・・」ということです。徹底的に形式化された手続き…

少子化と非婚化の原因

このブログで何度も書いていることなのですが、敢えてもう一度書こう。そして何度でも書こう・・・何度でも蘇ってやる!「少子化や非婚化の原因は、不況や貧困ではない!」(一要因でしかない。) 少子化や非婚化の原因を不況や貧困に求める論調が強い影響を…

社会のマクドナルド化とマックジョブへの回帰

マックジョブとは? マックジョブ(McJob)とは、低賃金、待遇劣悪(長時間労働、異動転勤当然)、マニュアルに沿うだけの単調で将来性のない仕事の総称。一般に、ファーストフード店などの創意工夫を必要としない機械的な動作を繰り返す業務を指す。「マック…

ぶら下がり社員。

長いのですがBIZ誠(http://bizmakoto.jp/bizid/)から全文引用掲載します。長いので一言で言うと「必要以上のことはしない社員(ぶら下がり社員)が増えている。」ということです。 先日、入社して7年目になるメガバンク勤務の女性と話したときのことである…

少子高齢化社会と移民政策の是非〜どこから人を呼ぶのだろうか?〜

千葉県香取市にある特別養護老人ホーム「杜の家」。ここは、2008年8月に外国人介護士の第1陣としてインドネシアから来日したスウォト君(29歳)の就労先だ。この日の勤務が終わりに近づいた午後4時半、スウォト君が2階フロアの一角の机でノートを開いた。〈…

少子高齢化と政府の責任

「少子高齢化は政治の責任だ!無策の政治が馬鹿だった!」という世論が一部では根強く存在していると思います。では下図のデータから考えられることはいったい何なんだろうか? 「世界中の政府が無策の馬鹿だ!!」ということになるのだろうか?少子高齢化は…

若者の恋愛離れ〜草食系男子と干物女〜

関連記事 少子高齢化社会を考える。その4〜非婚社会と青い鳥症候群。効用最大化心理と最適化行動〜 田舎の出生率はなぜ高いのか? 人間は自由という刑に処されている。 はじめに モテない俺が「若者の恋愛離れ」について考えてみます。「若者の恋愛離れ」と…

就活失敗し自殺する若者急増…4年で2・5倍に

自殺意識調査:20代「考えた」28% 人間関係が希薄 内閣府は1日、20代の若者のうち本気で自殺を考えたことのある割合が28.4%に上り、全世代で最多だったなどとする「自殺対策に関する意識調査」の結果を発表した。調査は、震災後の心情の変化も尋…

リストラ!諸行無常!

今春闘で自動車や電機大手の集中回答日となった14日、円高やタイの洪水被害の影響を受けて、事実上の定昇凍結の交渉を提案したシャープを始め、厳しい回答となった電機メーカーの社員からは、生活への不安や諦めの声が漏れた。 「働く場所があるだけましか…

田舎の出生率はなぜ高いのか?

この画像はこのブログで3回目ぐらいの登場の画像です。この画像を見たところ都会は出生率が低く(特に太平洋ベルト地帯)、地方は出生率が高い。とは言え目糞鼻糞ぐらいの違いでしかありませんが。目糞鼻糞でも、田舎の出生率はなぜ都会より高いのかを考えて…

老人は悪くない。マジで。

労働者数人で老人一人を支える「神輿型社会保障時代」から労働者一人で老人一人を支える「肩車型社会保障時代」へ移り変わろうとしている現在。確かに多すぎる上に、長寿過ぎる高齢者が日本経済の大きな重荷になっていることは事実ですし、「老人こそが諸悪…

高齢フリーターが増えているらしい。

フリーターの高齢化が進んでいるそうだ。15日の日経夕刊は、アルバイトやパートで生計を立てている35〜44歳が50万人(2011年平均)に上り、過去最高になったと伝えた。就職氷河期に高校や大学を卒業した人たちが40歳前後になった影響としてい…

我々が働く理由 その2

関連記事 我々が働く理由 その1 - 「『生きるために仕事をしている』という言葉すら、私に言わせれば甘えています。生活という逃げ場を無意識で作ってしまっているからです。これでは24時間100%の力など到底出せる訳がない。どうか皆さん、『生きるために…

カオスの深淵 3月1日「仮想マネーで生きていく」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

格差社会論 その3〜経済成長のヴェールの消滅〜

格差社会論 その1〜世界同時多発デモ〜 格差社会論 その2〜世代間格差。老人が悪いのか?〜 格差が強調される現在です。「格差!格差!格差は悪!」という風潮です。格差が善とは言いませんし、生存が危ぶまれるほどの極端な格差はなるべく是正した方がい…

カオスの深淵 2月29日「市場は膨らむ。不安も膨らむ。」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

カオスの深淵 2月28日「みんな格付けにすがってる」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

マイナンバー法案

もはや経済的には打つ手がなくなりつつある政府が窮余の策として進めているのが、国家社会主義丸出しの「増税」と「管理(国民総背番号制)」という大きな流れだと思います。国民からすれば増税も管理もいい気分はしませんが、日本を心から愛し、愛国心を持…

カオスの深淵 2月27日「あなた好みの国 造ります」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

カオスの深淵 2月26日「市場 速さがカネを生む」

主に西洋社会の人類が数百年進めてきた一大プロジェクト「自然科学と人間の統合(合理主義、Americanism)」。科学と論理と理性によって社会の全て、人間の思考さえも合理化しようとする一大プロジェクト。 その合理性と緻密な論理は人間に「自由と権利」と…

ブログのガイドライン その2 社会の考え方

社会の考え方 このブログは素人が社会について適当に考える社会科学ブログです。 「社会」について考える時の切り口は様々あると思います。例えば「政治」の切り口から社会を論じたり、「経済」の切り口から語ってみたり、または「国防、食料、エネルギー」…

生活保護増加の背景〜無縁・不況・甘え〜

生活保護受給者の数が過去最高を更新しているというニュースを最近よく耳にします。その背景について簡単に考えてみたいと思います。 生活保護受給者が増加している目に見える理由を考えたときに、まず第一には「不況(または、経済の縮小)」が挙げられると…

我々が働く理由

「我々はなぜ働くのだろうか?」との問いが合った場合、答えは何だろう?一番最初に思いつくのが「金のため」。正確には「生きるため」が答えなんだろう。現代人は原始人やロビンソン・クルーソーのように自給自足で生きているわけでは無いので金を得る以外…

格差社会論その2〜世代間格差。老人が悪いのか?〜

世代間格差が大きな問題となっています。日本だけではなく世界中で若年層の雇用の不安定化として大きな問題なっています。日本だけではなく西洋型現代社会では少子高齢化問題と世代間格差は強い普遍性があるようで、これからも世界中でさらに大きな問題とし…

「国というものがなんだかよくわからない。」

「国というものがなんだかよくわからない」と言った総理大臣が以前いました。その時は「鳩ポッポ、何言ってんだ・・・勘弁してくれよ・・・」と思いましたが・・・。しかし、確かによく考えてみれば「国」ってなんだかよくわからない。「国とは何ですか?」…

ホリエモンの「働かなくてもいいんじゃないか?」という考え方

昨日、勝間和代さんの「まじめの罠」という考え方について記事を書いたが、ふと思い出した。ホリエモンのブログで2009年7月28日に書かれていた「働かなくてもいいんじゃないか。」という記事です。長くなりますが引用します。 - 引用はじめ 民主党の最低時給…

格差社会論 その1〜世界同時多発デモ〜

藤子・F・不二雄 SF短編集「征地球論」より引用 世界中で格差解消を叫ぶデモが頻発しており、収まる気配がまだまだ見えません。「格差解消」という叫びには情緒的に共感できますが、客観的にその点について考えてみます。 近代の歴史の中で大きな転換点とな…

無縁社会とは何か?その2〜後期近代社会に開花した無縁の華〜

無縁社会とは何か?その1〜前期近代社会に胚胎された無縁の芽〜 無縁社会とは哲学的概念で言うところの「アトミズム」です。 伝統的社会、原始的近代社会においては人は自由など無く、生まれた土地で暮らし、親の職業を継ぎ、固定された有縁の社会の中の限…

労働こそがベーシックインカムなのかもしれない

近年にわかに活発になってきているような気がするベーシックインカム。「国民の最低限度の生活を保障するため、国民一人一人に現金を給付するという政策構想」です。大雑把に考えると徴収した税金を「社会保障」や「公共事業」や「公務員の給料」などの特定…

給料はもう上がらない

年収ラボより画像を引用させていただきました。 身も蓋も無い言い方ですが、「(マクロレベルでは)もう給料は上がらない」と思います。(インフレによる名目賃金の上昇はありえると思いますが、実質賃金の上昇はもはやありえないと思います。) 俺は経済成…

無縁社会とは何か?その1〜前期近代社会に胚胎された無縁の芽〜

はじめに 無縁社会とは一体何なのかを考えてみたいと思います。無縁社会の要因は様々ありますがとりあえず中心となる要因について考えて見ます。 1.ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへの変遷 ドイツの社会学者テンニースは「人間社会が近代化すると共に…

高度経済衰退時代の生き方とは?

いまだに「高度経済成長時代の生き方」を続ける日本人の不幸 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110716-00000012-pseven-bus_all 経済的な側面から見れば、人生のポートフォリオは、自ら働いてお金を稼ぐ「人的資本」と不動産や預貯金などの「金融…

少子高齢化社会を考える。その4〜非婚社会と青い鳥症候群。効用最大化心理と最適化行動〜

効用とは・・・ミクロ経済学の用語で「満足度」のようなもの 最適化行動とは・・・ミクロ経済学の用語で「効用」が最大になるように行動すること<>/fieldset> はじめに 前回の「少子高齢化社会を考える。その3」で少し考察した「非婚化」について今回は詳し…

侵食される中間所得層

興味を引く記事を見つけたので長いのですが全文引用掲載します。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/13368 圧迫される世界の中流階級〜先進国に広がる「所得伸び悩み」の恐怖〜 世界経済危機が始まってから3年近く経ったが、大半の先進国ではこのところ…

小さな政府と自治

霞ヶ関に喧嘩を売って退職寸前 経産省官僚・古賀茂明「若者は、税金も社会保障費もボイコットしていい」週プレNEWS 7月14日(木)15時21分配信――そんな状況で、若い世代はどうしたらいいでしょうか。 「若手の官僚と接していても思うのですが、私は、若者はみ…

近世から現代における日本社会の4つのパラダイムシフト

パラダイムシフトとは(wikipediaより引用) パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。パラダイムチェンジとも言う。 …

少子高齢化社会を考える。その3〜少子化の背景。効用最大化心理〜

資料1:日本の出生数と合計特殊出生率の推移 wikipediaより引用 資料2:先進国の合計特殊出生率(2003) 社会実情データ図録より引用 - はじめに 5月5日、6日のエントリー「少子高齢化社会を考える。その1、その2」で書ききれなかった少子化について考察し…

日本のエネルギーの今後を考える

電気事業連合会のHP http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/index.html 図1http://www.fepc.or.jp/resource_sw/pres_jigy_japa_inde04_l.gif 図2http://www.fepc.or.jp/resource_sw/pres_jigy_japa_inde01_l.gif 図3http://www.fepc.or.jp/resource…

少子高齢化社会を考える。その2〜高齢化社会誕生の背景。終戦後から現在まで〜

その1 少子高齢化社会を考える。その1〜高齢化社会誕生の背景。明治維新から終戦後まで〜 - (データは「歴史的に見た日本の人口と家族」](参議院資料〜立法と調査 第260号)から引用、作成しました。) 1950年頃から日本社会は急速に「少産少死社会+長…

少子高齢化社会を考える。その1〜高齢化社会誕生の背景。明治維新から終戦後まで〜

はじめに 俺はひっそりとこっそりと社会全般を研究していますが、そのメインテーマとなっているのは「無縁化」「非婚化」「少子高齢化」です。 現在の日本社会で「少子高齢化」が問題視されていますが、特に「高齢化」はますます大きな社会問題として認識され…