蟻の社会科学

自由に生きるため、この世界を知ることを目的としたブログです。ビッグヒストリーを縦軸に、リベラルアーツを横軸に、システム思考を最適化ツールとして。興味を持った方はガイドラインからどうぞ。

認知科学から社会科学へ

約四年にわたる認知科学に関する勉強は、次の「前頭葉」をテーマにした記事で一旦終わりにしようと思う。同じテーマばかり繰り返していても視点が狭まって先細りしていきそう。一旦空白の時間を置くことで、その間にまた脳の中で無意識に認知科学についての…

論理的思考が身につかない理由

本記事は以前の記事を土台としており、本記事の詳細についてはその記事を参考にしていただきたいのですが、論理的思考が身につかない原因というものを軽く考えてみたので書いてみようと思います。 世の中には「論理的思考を鍛える方法」が書かれた本はたくさ…

【72冊目】社会心理学講義<閉ざされた社会>と<開かれた社会> 小坂井敏晶

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)作者: 小坂井敏晶出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/07/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る 以前からこの本が欲しいなと思いつつ、ずっとamazonの…

彩雲と夕暮れの田んぼ

苗が植えられる前の水田はとても美しい。

マインドマップと拡散的思考

人間の思考について研究を行ったアメリカの心理学者ジョイ・ギルフォードによれば、人間の思考には2つの側面があるとしている。1つは既知の情報から論理的に思考や推論を進めていき、唯一の正解に正しくそして早く到達するための収束的思考、もう1つは既知の…

【71冊目】完全版 自給自足の本

いつかは半農半Xみたいな半自給自足の暮らしが出来ればいいなと考えている。しかし、完全自給自足となるとかなりの初期投資が必要となり、金持ちの趣味になるのだろうか。遠い憧れを持ちつつ、たまにこの本を読んでいる。開墾、住居の建築、様々道具につい…

ミランコビッチ・サイクルとリベラルアーツ

ミランコビッチサイクルとは、地球の公転軌道と自転のブレ(歳差運動)によって地球の日射量や気温が数万年~十万年単位で変化することを示した理論です。地球は太陽の周りを回っていますが、その軌道は真円ではなく楕円軌道であり、約十万年のサイクルで太…

思いついたことをなんか書く

今日で3月も終わります。今月は何も書いてませんが、最低でも月に一つは記事を書こうと思っているのでなんか書こうと思います。適当に思いついたことや思ったことを箇条書きで書きます。・本を読むとき、2mmぐらいの細い付箋を貼りながら一旦通読してから、…

昔より冬が短くなった気がする。2月なのに完全に春でした。春の雪山は何度見ても美しいです。

【70冊目】ブッタとシッタカブッタ シリーズ

ブッタとシッタカブッタ〈1〉こたえはボクにある作者: 小泉吉宏出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2003/05メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 30回この商品を含むブログ (36件) を見るブッタとシッタカブッタ 2そのまんまでいいよ作者: 小泉…

完成

第14章 論理的思考その2 の一部 第19章 自己中心性と認知的不協和 第21章 読書 を追加して12/6の記事が完成しました。第17章は大作につき、別に記載予定。 システム1の重力圏を飛び出して、自由に考えを張り巡らせることが出来るシステム2の無重…

88%ぐらい完成

12/6の「ブログの新ガイドライン(2)私の中のミクロコスモス」が大体完成しました。数年前から始めた思考の勉強ですが、最初はロジカルシンキングのビジネス本から始めました。しかし、ロジカルシンキングの本を読むととても具体的でよくわかる部分もあれ…

灰色のスペクトラム

僕が人間の思考を勉強し始めたとき、特に理解が難しかったのが ”人間の思考は灰色のとても曖昧なスペクトラムで線引きが非常に困難” という点でした。「考えている」と「考えていない」の間に明確な線を引くことはできず、「知っている」と「知らない」の間…

自己啓発本

本屋へ行くと自己啓発本が大きなコーナーとなってかなりの面積を占めている。タイトルを見ると「人生が楽になる42の習慣」とか「外資系コンサルが教える仕事が速くなる30の方法」とか「幸せになりたければナントカをやめなさい」など、なんとなくそんな…

パスカルの手紙

12/6の記事の第11章の一部を書いた。書くことによって、自分の脳内でまた新たな変化が起こり、また新しいことを書こうと思ったり、不要なところを消していったりする。書くこと自体が自らに変化を促し、新たな相互作用を起こすファクターなのだなと改め…

ブログの新ガイドライン(2)無知の知~私の中のミクロコスモス 脳と心と思考~

第一部 システム0とシステム1~ 無意識と感情 ~ 第1章 はじめに このブログは社会のことを考える社会科学なのですが、ここ2~3年は認知科学に興味の中心が移りました。認知科学とは人間の知覚、記憶、思考などの知的機能の仕組みを、脳科学、心理学、…

システムとモデル

最近は認知科学と平行して「システム」と「モデル」について勉強しています。この混沌とした動的構造である「現実というシステム」の中から「単純なモデル」をどう見出して、どう認知するか?というところに社会科学と人文科学の核心があるんだろうなあ。だ…

仕事を覚えられない人と仕事を説明できない人

抽象的なことばかり書いていてもあれなので、たまには具体的で実生活の役に立ちそうなことを書いてみようと思います。 「仕事を覚えられない。」「仕事をうまく教えられない。うまく説明できない。」という悩みはいつの世も絶えることはありません。また同時…

知識と思考

最近は認知科学の記事ばかりですが、今年は認知科学の研究に費やす決意をしたのだった・・・。つーか自分が何なのかわからないw 人間の思考というのは知識という土台があってこそ初めて成り立つものであり、知識と思考のハーモニーが重要だと思います。思考…

我をコントロールする

人間は「自分はまあまあ捨てたもんじゃない」と思っている。しかしこの変化し続ける世界は、常にそんな自分の自信を打ち壊そうと襲い掛かる。もちろん世界は僕達の自信を打ち壊そうとは思っていないが、(そもそも「世界」に意思はあるのかな?)僕達は世界…

思考の不思議なパラドックス

「「考える」の定義を言ってください。」という問題があるとします。あまりにも幅が広すぎて一義的に一言で定義をすることは非常に難しいと思いますのでこの問題はいったん保留します。 この問題を多くの人に問いかけてもほとんどの人は答えられないでしょう…

認知科学のモデルの一部(追加)

(ネットから転載 一部改変) 全てを統合した記事を書こうと思っているが、なかなか書けないなあ。モデルの一部だけ載せておこう。年内には書き上げたい。

上高地

上高地に行ってきた。険しい山々の間に平地がある不思議な空間だった。

世界は誰かの仕事で出来ている

山本美月、茶髪のトラックドライバーに 山田孝之&染谷将太と「ジョージア」新CMに出演 ジョージアのCMは僕達が生きている世界をシステム思考で端的に表現していて好きだ。

二重過程理論について

認知科学に二重過程理論という理論があります。様々な学者により提唱されていますが、端的に言うと人間の思考をシステム1(速い思考)とシステム2(遅い思考)に分ける理論です。もっとわかりやすい言葉で言うと、感情と理性、思い付きと熟慮、に分けて考…

【68~69冊目】宇宙創成(上)(下) サイモン・シン

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01/28メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 394回この商品を含むブログ (129件) を見る宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)作者: サイモンシン,Simon Singh,青木…

羽生さんの名言

三流は人の話を聞かない。 二流は人の話を聞く。 一流は人の話を聞いて実行する。 超一流は人の話を聞いて工夫する ~ 羽生善治 将棋の羽生さんの言葉ですが素晴らしい言葉だと思います。人一人が一生で考えられること、知ることができることはたかが知れて…

この世界はシームレスでありスペクトラムである

上記の図の矢印の部分は「白」だろうか「黒」」だろうかと聞かれるとどっちだろうか。「灰色」としか答えようが無いかと思う。この図では左に黒、右に白があるのが見えていて全体像が見えるので「白寄りの灰色」と答えることも出来る。でも感覚的には「黒寄…

人間の非合理性

3月24日に途中まで書いた認知科学に関する記事の続きを書こうとこの3か月間学び考え続けている。認知科学とはすなわち、人間とは何かという根源的な問題にアプローチする科学なのはないかと思う。人間とは何かという最も根源的な問題に答えが出ることなんて…

認知科学と仏教

認知科学を学ぶ人の一定の割合が、大乗仏教の唯識論との間にかなりの親和性を見出すのではなないだろうかと最近思います。大乗仏教の唯識派が1700年も昔に最新の認知科学に勝るとも劣らない、人の心に関する深遠で精緻な理論を構築していたことに驚きを…